こんにちは。
タイのバンコク在住のミルキィです。
タイで誕生した0歳の息子の頭が歪んでいて重度の斜頭症とわかった為
頭の形を矯正するヘルメット治療をしています。
タイにはヘルメット治療がないので
毎月タイのバンコクから飛行機で2時間半のシンガポールに通っています。
ヘルメット治療を始めるまで時間さえあればインターネットで情報を探し
悩みに悩みました。
しかしタイでヘルメット治療をしている
という情報を見つけることができませんでした。
息子の主治医を始め何人もの医師に診てもらい
シンガポールのORTHOPAEDIAに辿り着きました。
赤ちゃんの頭の形に悩む在タイママのお役に立てればと思い
息子のヘルメット治療について紹介します。
ヘルメット治療開始までの道のり(所要期間1ヶ月)
タイの専門医を受診するまで
生まれた時は綺麗な頭の形だったはずの息子。
第二子でよく寝る子だった為
長時間向きを変えず寝かせていたからか
気づいた時には右後頭部が平らで左後頭部が膨らんでいました。
それからは息子が寝ている間は細めに向きを変えていました。
気になりすぎて夜中に突然目が覚めて
ノイローゼのように息子の寝る向きを変えていました。
向き癖を改善する為に枕やタオルも使いました。
息子の頭の形を良くしようと
とにかくできることはやってみました…
が、
その努力も空しく…
頭の歪みは一向によくならず…
ついに赤ちゃんの頭の形を診ることのできる専門医を探し始めました。
しかーし
専門医が中々見つかりません。
実際にミルキィが専門医に辿り着くまでの道のりは
- 産院で確認
「ヘルメット治療なんて知らない」と言われる - タイで一番医療水準が高い病院を受診(小児科医)
「私は専門医じゃないから脳神経科に行って」と言われる - タイで一番医療水準が高い病院を受診(小児脳神経科医)
「頭蓋顔面の専門医に行ったほうがいい」と言われる - 頭蓋顔面の専門医がいる病院に確認
「まずは脳外科を受診して」と言われる - タイで一番賢い大学病院に確認
「タイにはヘルメット治療はない」と言われる
もう3辺りで「タイには専門医はいないか」と
ギブアップ寸前。
日本でヘルメット治療をしているAHS Japanに問い合わせをし
シンガポールのORTHOPAEDIAを紹介してもらいました。
しかしタイからシンガポールに通うのは大変なので
何とかタイで治療できないか
と以前タイの病院で働いていたママ友に聞いてみました。
すると
キターーーーーーーーーーー!!!!!
なんとあっさり専門医を紹介してくれました。
タイの専門医を受診 スクンビット病院(小児脳外科医)
結論から言うと
「タイにはヘルメット治療がなく頭の形を綺麗にしたいなら手術しかない」
と言われたので紹介状を書いてもらいました。
ただこちらで頭蓋骨縫合早期癒合症かどうかを検査し
頭位性斜頭症(向き癖などの外圧により乳幼児の頭蓋が変形することによって起こる斜頭症のこと)
であると分かり一安心しました。
スクンビット病院には
- 問診
- CTスキャン
(頭蓋骨縫合早期癒合症かどうかを確認する) - 結果
(紹介状を書いてもらう)
と計3回行く必要があります。
赤ちゃんの頭の形を診ることのできる専門医は
スクンビット病院に週1日(土曜日)しか来ないので
問診してCTスキャンの結果を聞くまで最短でも1週間かかります。
シンガポールの病院を受診 ラッフルズジャパニーズクリニック ブギス本院 (小児科医)
テキパキとして優しい日本人医師に問診と触診をしてもらい
ORTHOPAEDIAへの紹介状を書いてもらいました。
頭の形以外でも普段気になっていることがあれば丁寧に応えてくれます。
ヘルメット治療開始前の頭の形 〜シンガポールのORTHOPAEDIAで測定〜
ラッフルズジャパニーズクリニックを受診後
その足でORTHOPAEDIAへ


ヘルメット治療開始前は
左右の歪みを表す対角線の長さの差が
19mm (標準値は5mm以下)
斜頭レベルは
5の最重度でした。(5段階)
耳の位置は
左右で15mmずれていました。
重度になると自然に治ることは難しく
アメリカではヘルメット治療が保険適用になります。
専門家でも意見は割れていますが
将来 斜頭症からくる顔の歪み、歯列異常、顎関節症、慢性的な頭痛、発達遅延
などで悩むことを懸念して
ミルキィはヘルメット治療をすることにしました。
ちなみにORTHOPAEDIAではヘルメット治療を強要してくることはありません。
ヘルメット治療の費用
- ヘルメット
約3000シンガポールドル = 69,417バーツ = 238,472円 - ヘルメット調整
180ドル = 4,165バーツ = 14,308円 / 回
ヘルメットの調整は
始めた月齢や斜頭短頭レベルにもよりますが
2 – 4週間毎に4 – 8回は通うことになります。
合計 3,720 – 4,440シンドル = 86,115 – 102,782バーツ = 295,705 – 352,938円
加入している保険によっては保険適用になるので保険会社に確認することをおすすめします。
*1シンガポールドル = 23.14バーツ = 79.49円で換算
まとめ
ミルキィは1ヶ月かけてようやくヘルメット治療に辿り着きましたー
長かった
ここでヘルメット治療までの最短の道のりをおさらい
予約状況次第ですがうまくいけば2週間ほどでヘルメット治療を開始できます。
ヘルメット治療をするにしてもしないにしても
赤ちゃんの頭の形で悩む在タイママが
ミルキィのように探し回らず
効率的に専門医に診てもらい、安心できれば嬉しいです。
以上 【赤ちゃんの頭の形で悩む在タイママ向け】ヘルメット治療体験談 in シンガポール 〜開始までの道のり編〜でした。
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